新築住宅 今回は墨付けと刻み(職人 手作業)
2022/05/01
皆様こんにちは。
今回の記事は新築の際に行われる作業工程「墨付け・刻み」を記事にしました。
工場生産による❝プレカット❞ではなく、人の手作業により木材に墨線が引かれ、人の手作業により木材が刻まれる作業になります。
木材に墨線を付ける作業を「墨付け」といいます。
墨付けをする前工程として「図板」と呼ばれる住宅の構造体を、ベニヤ板に描き映す作業が行われます。
もっとも、住宅の間取りが決まってから図板は作られることになるんですけどね。
墨付けや刻み、この作業は昔から大工さんがやってきたことなんですが、時代は変わりゆくものなので今は❝プレカット❞と呼ばれる工場生産が増えてきましたね。
反対に「墨付け・刻み」をしている大工さんが珍しいそうです。
一般の方はどのように思ってるんでしょう、墨付けとプレカット。
墨付けは古来からの職人による伝統技法、対してプレカットは機械加工による工場生産。
例えを変えれば着物の手縫いと機械織り、陶器だと手づくりと工場生産。
プレカットでの工場生産は均一性があってとても良いことだと思いますね。
反対に墨付け・刻みによる手作業は味があって、いかにも唯一無二の「あなただけ」の作品になりえます。
こんなことを考えたらお客様はどちらを選択するのかな。